デカダン日記

mixiが衰退したと聞いたのは何年前のことだろう。ログイン数が大幅に減り、それに伴い広告収入も大幅に減り経営存続の危機らしい、と。私は安居酒屋のカウンターでビールの大瓶を傾けつつ、同僚からそのようなことを聞いた覚えがある。安居酒屋では大瓶に限る。ところで平成25年6月20日現在においてmixiはサービスを停止していない。ぼちぼちやっているということだろうか。
mixiから「デイリー版コミュニケーションメール」というものが毎日届く。よもやマイミクもログインしなくなったmixiからのそのメールは蜘蛛の糸に手を伸ばす亡者を思わせる。焼石に水という言葉を連想させる。ユーザーに救いを求めているのだろうか。そのユーザーが帰ってくる見込みも無いというのに。蜘蛛糸を垂らし、焼石に水をそそぎ、広告収入増の夢を見ている。その夢が覚めないといいなと私は思う。大事なのは夢で、現実は夢を観るための手段だから。