俺のマスターキーでお前をアンロック、とかそんな話ばかりしていて全く俺たちは!おっさんにもなって下らない話ばかりしているのだけれども、それにしても海鮮の旨いことよ。こんな旨い海鮮を食べたらもうあの頃の俺たちには戻れないね…的な?的な的な?やはりですね、魚介類はですね、新鮮なやつがですね、一番ですね。私が安居酒屋で食べている刺身なんてえのはやっぱり冷凍モノなのでしょうね。市場で売れ残った部位を安く仕入れて冷凍にする的な感じでね。私の憶測なのだけれどね。だがしかし「あたい、売れ残りだけど、それでもいい?」とかそ

仕事で北海へ。今回のチーム編成は根回しの甲斐があり、ほのぼのした面子を揃えてもらった。仕事を定時で終わらせて、早々に居酒屋へ。蟹と鮃と烏賊なんぞを頼む。チンカチンカのルービーで乾杯。寒すぎてチンカチンカのルービーは逆効果だったけど、それはそれで的な雰囲気の中海鮮を頂く。旨し。メニュにイクラご飯。注文。ご飯が茶碗に富士山型に盛られ、その上から店員がジャンジャンバリバリとイクラを注ぐ。まるで宝石だな、と私は思った。わしわしと頂く。ウマウマ。幸せとはおいしい料理と気の合う仲間、確かスヌーピーがそんなことを言っていた気がする。
翌日も晴天。しかし私はコートを持って来なかったため大変寒い思い。ちょいっと仕事をしてからの帰りにお土産を買う。チームの面子がナマモノを買っていたので、当初こそその気は無かった私も牡蛎を買って帰る。ひとつ130円。店の親父の勧めもあり10個買って帰る。自宅付近の駅に着いてからポン酢ジュレを買う。CMを観た時に「これは生牡蛎を食べる時に絶対買ってやろう」と思った商品なのだ。あれはそう、昔抱いた女とオイスターバーに行った時のこと、お通しに生牡蛎檸檬ジュレ和えが出て、それが大変美味しくて。私はお通しをお替わりしてしまった程だよ。あれ以来、牡蛎にはソースではなくジュレだと思っている。
実際のところ、私は生牡蛎が嫌いだ。口に含んだ瞬間「おえっ」となる。前述した檸檬ジュレ和えの生牡蛎が、唯一平気に生牡蛎を食べられた方法だ。焼牡蛎にして食べる。コンロに牡蛎を乗せ火を点ける。ビールを飲みつつそれを見守る。身に火が通ったところでポン酢ジュレを注ぎ、口に運び軽く咀嚼、それから喉奥へ。ウマウマ。幸せという単語を辞書で引けば焼き牡蛎のことが載っていると思う程ウマウマ。あっという間に牡蛎を平らげた。お土産も良かったが、今回の出張はだいぶリラックスしながら仕事ができた。チーム編成が良かった。なんというか、皆自分の時間を大事にするタイプながらも、一緒に食事する時間は必ず確保するといったように。先週出張で楽した分、来週はキツい仕事量が待っているのだろうけど今回の旅のお陰で、来週はちょっとだけ頑張れそうな気がするよ。