連休初日、K男とM男、それにM男のナオンであるU子と飲み、そのままK男宅に泊めてもらう。翌日、M男とU子が観光地へ行くというので、K男の車で朝飯を食いがてら二人を送る。ところが着いてみるとどうだ?M男とU子は車に荷物を置いたまま車外に出、あろうことか無言の圧力で私とK男に一緒に観光するよう強要するではないか!ああ!誰がM男に逆らうことができよう?逆らおうものならジャーマンスープレックスを仕掛けてくる。M男とはそういう男なのだ。こいつはとんだダブルデートになっちまった…。私とK男は諦め、M男達のデートに付き添った。
途中、水族館へ行くアベックM男・U子と別れ、モテない私とK男でその辺りをぶらぶらする。ホタテを食べたりビールを飲んだり、「やっと二人きりになれたね…」とか「ビーチで二人の未来の住居を描こうか…」と会話したり、それはそれで充実した別行動であった。それでもアベックM男・U子と合流すると、二人のイチャイチャニャンニャンっぷりを見せつけられ、私とK男はブルーに。「なあK男、空はどうして青いのだろう?海はどうして青いのだろう?みんなの哀しみを、そして涙を、洗うから青くなるのかな…」「わかんねえよ…」それから駅に戻った。