味覚の秋

はらこ飯のおいしい季節になりましたね。はらこ飯のおいしい季節になりました。はらこ飯と聞いてすぐ分かる方はまずいないと思いますので、説明しておきますと、まあ言うなれば鮭とイクラの親子丼と言ったところで、漢字にするなら「腹子飯」になるでしょうか。これが大変おいしくてですね、私は毎日でもこれを食べたいほどです。調理方法は様々にあるのでしょうが、私が存じているものでは…

  • 炊いた飯に焼鮭をほぐし、混ぜる
  • 茶碗に飯を盛り、イクラを乗せる
  • その茶碗を座敷女中などから受けとる際に手が触れたりするわけだ
  • 「あ、これは失礼…」と言いながらも艶っぽく微笑む女中
  • そこで「まあまあ、おまいさんも一杯だけ。どうだね?」と酌を勧める
  • 女中とて満更でもない様子で「あら、うれし。でも、一杯だけよ…」と思わせぶりに言うわけだ
  • 「さようさ。一杯だけ、な…」と返事する

そのように、秋の夜が深まるよう、男と女の仲も深まっていかないものかな…と思ったりします。味覚の秋ですからね。閑話休題、はらこ飯の話はまた今度。