勝ちとか負けとか

飲み会でした。それでたまたま隣にガールが座ったので、仕方無く世間話などしていたところ、なんとはなしに私の引っ越しの話になりました。
引っ越したら、猫を飼おうと思うんだ。猫とふたり暮らししようと思うんだ。種類?別にこだわらないよ。雑種だってシャム猫だって構やしないさ。猫であるならそれでいいんだ。にゃあにゃあ鳴いてくれればそれでいい。帰ったら「お腹空いたー」って玄関まで出迎えてくれたり、寒い夜には布団に潜り込んできたり。ねえ、そういう暮らしって素敵だと思わない?
「思わない。あたし、猫嫌いだし。だいたい、独身でペット飼うのって終わってない?きっとひとりだと寂しいからって猫とか犬とかハム太郎とかピカチュウとか飼っちゃうんだよ。そういうのって惨めじゃない?敗北じゃない?そうか。負けるのに慣れてるからそういうことが言えるんだ。つまりあんた負け犬だわ(笑)。」
私はイラッときて、こういう場合は負け犬ではなく負け猫というのだ尻軽め。と言おうとして思いとどまりました。それにしても世間というやつはどうしてこんなにも勝ち負けにこだわるのでしょうね。そもそもどこからが勝利で、どこからが敗北なのか線引きを教えてもらいたいところです。というよりも勝敗なんて結局客観ではなく主観で決まるのだろうから、他人にどう思われようと俺は俺で幸せだからこれでいいのだ、とバカボンのパパ的楽観思考が大切なのではないかと私は思うのです。
と、こんな考え方をしているからガールに負け犬とか言われてしまうのでしょうね。ははは。鬱だ氏のう。