デートに誘われた

コーヒーを飲もうと給湯室へ行くと、C子がマグにお湯を注いでいました。
「あら、id:hitasanじゃない。久しぶりね。」
席はそれほど離れていないのですが、確かに顔を合わせて話すのは久しぶりです。
「どう?元気してた?id:hitasanってば、ちっとも話しかけてくれないんだから。寂しかったのよ。お詫びに今度デートしてよね。うふふ。」
返事をしようとしたところで、オッサンAが給湯室に入ってきて、そこで話は終わってしまいました。
これはもしやのC子ルート出現ですか?ハァハァ…C子可愛いよC子。しかし落ち着いて考えてみると今日びデートくらい、何でもない仲ででもするようですし、そもそも社交辞令ってことも考えられるわけですよ。くそっ、C子め!思わせ振りなこと言いやがって!しかしチャンスにかわりありません。デート、どこに行けばいいんでしょうね。さっぱり分かりません。某巨大掲示板に「めし どこかたのむ」とか書いて相談すべきでしょうか。それと何を着ていけばいいのか分かりません。やはりスーツでビシッと決めるべきでしょうか。あと勝負パンツとか?いやーん!あたしってば考えすぎ!バカバカ!
などとコーヒーをすすりながら考えていて、はたと気づいたのです。そういえばC子って私の母よりも年上なんだよな、と。二人並んで歩いていても、きっと親子としか見られないのだろうな、と。せめてC子があと25歳も若かったなら、この恋は哀しい結末を迎えずに済んだのにな。なんてことを考えながらコーヒーを飲み干しました。