髪を切りに

お給金が入ると何かぱっと使いたくなります。それは私が宵越しの銭を持たない主義だからなのかもしれません。ぱっと髪を切りに行くことにしました。二ヶ月ほど切っていなかったので髪型がまるで鬼太郎です。父さん、妖怪はどこにおりますか?妖怪ブサメンならここにおります。ぎゃふん。
そんでいつもの散髪屋に行ったところ、担当してくれる店員がガールではなかったので舌打ちしまくる私です。それでも仕方無く「おしゃれヘアカタログ2004summer」の「夏の空気も一緒にカールするモテモテミディアムパーマ」という髪型を指してこれでとお願いしたところ「君にはこんな髪型似合わないよ、俺の好きなようにさせてもらうぜ?」などと言われてひ、ひぎぃ。ブサメンは髪型すら自由に選べないというのですか?ううん、でもいいの。あたし、あの人が切ってくれるんだったらどんな髪型だっていいの。と何故ここで恋する乙女になりますか?知りません。
「趣味とかはあるの?」
「何もありません。寝ることが趣味です。」
「本当に?本当のこと言っていいんだよ?本当はフィギュアとか集めてるんでしょ?」
集めてません。といいますか、何故人々は私を見るとマニアと決めつけるのでしょうか?服装だって漢字Tシャツにケミカルジーンズにハイテクシューズとそこいらのチャラ男と変わりませんし。どうして?
あと、肝心の髪型はなかなかチャラくなりました。これは街を歩くだけで逆ナンされまくかもしませんね。期待に胸が膨らみます。膨らみませんモテません。酒飲んで寝ます。おやすみなさい。