詰めて座りましょう

「待て!敵前逃亡は極刑に値するぞ!」と叫ぶ上司Aの飲みの誘いを振り切り、「待てと言われて待つ奴はいないぜバーロ!捕まえられるものなら捕まえてみな!」と吐き捨て、素早く電車に乗り込んだアフターファイブ。小説を読む振りをしつつ、ナウでヤングなアンノンgirlを視姦しておりました。不図、七人席であるにも関わらず六人で席を占領していることに気づきまして私は俄に苛立、「てめえらの血は何色だー!?」と叫ぶと同時に手刀を振りかざし、目の前で座っているおっさん共の首を片っ端から刎ねて、返り血と断末魔を浴びながら悦に浸るのでした。
だったら良かったのになあと思い、ずれた眼鏡をかけ直すのでありました。