genki nasio

最近はみんなオラにちょっぴり元気をわけてくれ!状態でありまして、若者言葉でいうところの「元気なくなくね?」です。そんな時に「タマとってこい」と指令がきたのだ。もともと組織の鉄砲玉として飼われていた高山に当然と言えば当然の指令であるが、しかしまた組織へ恩を返す意味もあった。
「もう生きて国へ帰ることもあるめえ…」
組長の情けからしばらく猶予をもらった高山は新幹線に乗り故郷である仙台に向かうのであった。北へ北へ。進むに連れ地に落ちた花が木に戻っていくようで面白かった。まさかもう一度花見ができるとは。しかしこれで最後だな…高山はアサヒスーパードライ500ml缶を口へ運び、一気に喉へ流し込んだ。