毎日焚き火の側でウィスキーを飲みながらぼんやり暮らしたい

野田知佑の本を読んでいます。野田さんという人はカヌーに乗ってはウィスキーを飲んだり、魚を釣ったり、ウィスキーを飲んだり、焚き火をおこしたり、釣った魚をアルミホイルに包んで焚き火に放り投げて調理したり、ウィスキーを飲んだり、部屋の中にテントを張ってその中で暮らしたり、原稿を書いたりウィスキーを飲んだりしている人です。
そんで四万十川を下っている時に再会した青年が、教師を辞め、都会を捨てて田舎暮らしを始めたと言うところを引用。

「爺さんの世話で農家の空いたのを一軒タダで借りてます。川の魚が沢山穫れるから食費はほとんどかからない。畑も少し作っているし、水は裏の谷川から引いているし、マキは山で拾うからお金がかかるのは電気だけですね。月に一万円あれば十分食っていけます。カヌーを家の下につなぎっぱなしにして、毎日漕いでいます。ここは天国ですよ。」
こぎおろしエッセイ のんびり行こうぜ (BE‐BOOK)
嗚呼、こんな暮らしをしてみたいものです。私は羨望と嫉妬のあまりハンケチを噛みちぎります。
そんで明日は会社です。寝て起きては死んだ目をした人達と殺人暴走快速電車に乗り込んで、今日も今日とて火が消えた人を轢死してダイヤは乱れ放題で私の精神衛生も乱れ放題でありまして、ヘッドフォンから流れてくるナンバガの軋轢焦燥怠惰暴走咆哮を聴いては精神を落ち着かせるのですね。うわあ!会社に行きたくないよ!