終わらない残業

コアラのマーチが見当たらず、コロンを買ってHに差し入れてきましたよ。メロンコロン。Hは笑っていましたが、その引きつった笑顔は見られたものではなく、思わず目を背ける私なのです。あの頃の君でいて!私は胸の内で叫び、頬には熱いものが伝うのでありました。

鳴らない携帯電話

そんで私とて帰れない立場でありまして、鬱屈した気持ちをエンターキーに畜生め!と叩きつけていた時、朝6時30分にしか鳴らないはずの携帯電話がけたたましく鳴ったのです。私はびくっと肩で驚きつつも廊下へ走り、通話ボタンを押したのです。友人Cからでした。
「こんな よふけに なんのようじゃ?」
「あっ…と、なかまを いきかえらせたいのです!」
「さすれば 800ゴールドの きふがひつようだが よいか?」
「タラララッラッタッター!」
「何故そこでレベルアップしますか!?」
などとドラクエ会話もそこそこに用件を聞く私なのです。
「なんかねなんかね、mixiをログアウトしたらログインできなくなったったの。ケータイからだとログインできるんだけど…ねえ私、どうすればいいの?お願い、強く抱きしめて…」
バカこくでねえ!そんなつまらないことで電話するなべらんめえ!と思ったのですが、そこは半分は優しさでできている私なので、手取り足取り教えたげるのです。そんでクッキーかキャッシュをデリートしたれば?とトーテキに指導したところ、ログインできたとのことで自身驚きです。
「わ、わ、ログインできたったよー!ありがとーこのオタク野郎!」
ひ、ひぎぃ!親切に教えたげたのにオタク呼ばわりされてしまいました。よかよか、もうよいのです。哀とパソコンだけが私の友達なのです。あと、トイレで少し泣きました。えーん。